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家庭経済の耳より情報

2024年01月10日

ドキドキ・ワクワクの共生〜笑顔で迎えるセカンドライフの提案〜(働き方編)

『8020問題、老後の備えは大丈夫?』なんて突然世の中騒いでいるけど…
『今更積み立てても間に合わない!』
『退職金が思っていたほど貰えそうにない!』
『年金も怪しいし、老後はお先真っ暗だわ!』
って言う方、たくさんいらっしゃると思います。

そうなんです。ついこの間?までは『終身雇用が当たり前、勤め上げれば退職金もしっかり支払われ、あとは悠々年金暮らし』と考えている人が大多数だったんですから…。『いまさら無い袖は振れない!』 まさにおっしゃる通り!とはいえ、このまま何も対策をしないで、辛く侘しい老後を迎えるのは面白くないですよね。
と言うことで、ここでは『老後の生活』ではなく、『セカンドライフ』と捉え、いっそのことファーストライフからの縛りや拘りをなるべく排除した生活を送るための設計図を描いてみてはいかがでしょう?という提案をさせていただこうと思います。

テーマは『働き方について』
人間として生まれたからには、身体に自由が効く間は是非、なんらかの労働をした方が良いのだろうと思います。人と話し、脳を動かす。もちろん働くのですから身体も動かす。これをやめてしまうと人間って、あっという間に退化しちゃうらしいです。これは医学的な根拠があるわけではありませんが、智見を通した私見です。

そこで今回のテーマに沿うと、どんな仕事を選べば良いのか?結論を先に言ってしまえば、ファーストライフでの仕事とは極力違うアプローチができる業種の仕事を選ぶことをおすすめします!新しい何かを始める時ってワクワク、ドキドキしませんか?この感じが大切で、セカンドライフの活力の源になると思うのです。

そして、これにはセカンドライフを謳歌するための理由もちゃんとあります。
ちょっとイメージしてみてください。ファーストライフの定年時に役職が『部長』そして、『年収2,000万円』貰っていたと仮定します。それに対し、残念ながら現在の日本では60歳を過ぎた方の雇用募集の多くが、非正規雇用やパート的採用で、月収15万円〜20万円程というのが一般的相場です。この歴然とした『差』を目の前に突きつけられたら、誰だって気が滅入ってしまうでしょう。例えば…
「今、与えられているこの仕事、ファーストライフで部長をしていた頃なら部下の部下のそのまた部下にさせていた仕事と同じだよ!それを自分でやって月に貰える賃金は部長時代の10分の1以下だなんて…(やってられないよ…)」という具合です。

そこで、全く違った業種や分野の職業を選択し、チャレンジしたらどうなるのでしょう? 自分より遥かに歳下の先輩に教えを乞いながら汗をかく。もちろん時には叱られてムッとすることもあると思います。ですが、日々目にするもの、聞くこと、五感で感じる全てにおいて新しい発見に出会う。そんな日々を過ごせると思うと、なんだかワクワクしてきませんか?そして、今まで感じたことのない輝いた日々を送りながら迎えるお給料日。給与明細書を開ける時のあなたの心はドキドキ、そしてたとえ金額は低くても感謝でいっぱいになるんじゃないでしょうか?なぜなら、人に教えてもらいながら、ワクワクを与えてもらっている会社からお給料まで頂けちゃうんですから!はるか昔、初任給をもらった時の感動が甦ってくることと思います。

もちろん人間は成長する生き物ですから、仕事に慣れてくるにつれて『もう少し給料を上げたい!』『もっと技術・智識を磨きたい!』という欲求が湧いてくることでしょう。そんな心のゆとりが出てきたら、ここで立ち止まらず次のステップへ進みましょう。それは、今流行りの言葉を使わせてもらうなら『リカレント=学び直し』です。

幸いにも日本には様々な資格制度があり、中には、これまで耳にしたこともないような資格もあり、まさによりどりみどりです。その中から自分が挑戦してみたい!身につけたい!と考えながら、あれこれ取捨選択する過程も、昔、遠足の前の日の経験した、なんとも言いようのない高揚感と同じで、とてもワクワクする作業となること間違いなし!だと思います。なによりも今まで知らなかったことを学ぶって本当に楽しいと実感していただけるんじゃないでしょうか? それに脳にとってはこういう感動が大好物なのですから、良いこと尽くめです!

人生一度きりと考えると『井の中の蛙…』のまま終わらせてしまってはもったいない。是非、大きな海へ繰り出し、自由に泳いでみませんか? ただし、ここでひとつ注意点があります。それは、最初の試験に受からなかったとしても落ち込んではいけないということです。頑張った分だけ新たな智識は身についているはずですから、『ここで諦めず再チャレンジするも良し!』『スパッと頭を切り替えて別の分野にアタックしてみるも良し!』です。なにしろ時間はたっぷりあるのですから…。そして、何より勉強を始める前の自分と較べてみていただければ、自分の中で磨きがかかり、驚くほど進化していることが実感できるはずです。

ここで大切なのは、『自信』と『気付き』を体感し、快感と感じる感性を磨くこと。こんな風に自分自身をステップアップしながら新たに手に入れた武器を手に、新しい職場にチャレンジしてまた自分を試し磨いていく。きっとそこには新たなコミュニティが生まれ、セカンドライフに更なる潤いを与えてくれることと思います。『今のままでは老後が…』なんて嘆いている暇は無いのです。ドキドキ・ワクワクするセカンドライフを楽しみましょう。

そうはいってもお金のことがやっぱり心配!と言う方へ!
当組合では、お話に出てきたようなセカンドライフを先駆ける猛者がたくさんいます。『現実問題いくら必要なのか?』『どういうお金の使い方をしたいのか?』また、『そうするためにはどうすれば良いのか?』こう考えると答えは十人十色です。ここだけの話ですが、FPはひとつの相談依頼を受けると、あなたに合ったプランを提案するため、ときには数日かけて準備をします。そう聞くと、とても割に合わない仕事だと感じられるかもしれません。しかし、『相談者を笑顔に!』、そして『自分も笑顔になれる努力をする!』ことこそ、FPとしてセカンドライフを謳歌する醍醐味だと感じているのだから、本人たちは割に合わないと感じてはいないのではないでしょうか?
ファーストライフでは別の業種を経験してきた多様なFPが在籍しております。
あなたの選択したセカンドライフに添えるFPを探してみては?

栗林 良彦 2024年01月10日